人格入れ替わり~本当のわたしとは②~
ココロコに学ぶ(ヒトランダム)
人格入れ替わり~本当のわたし、とは②~
前回の記事では、永瀬伊織の悩みを告白するシーンを通して「本当の自分とは」何かについて話題を取り上げました。
ここでは、その前に「自分を知る」ということが古今東西の人間にとって普遍的、そして大切なテーマであることを、偉人・先哲の言葉を通して書いていきたいと思います♪
自分を知る、ということがなぜ大切なのか、理由は簡単です。「他人でない、なによりこの自分だから」です。
そしてこのことは、実は古代ギリシャ時代から言われていることなのです。
アポロン神殿の入り口には、ギリシャ語で「グノーティ・セアウトン」つまり「汝、自身を知れ」と、この言葉を見た人へのメッセージが刻まれています。
また、「世界で最大のことは、自己を知ることである」とフランスの思想家モンテーニュは言っており、ドイツの哲学者E・カッシーラは「全思想の固定した動かし得ない中心テーマは明らかに、`自分とはなんぞや`であった」と自分を知る大切さを語っています。
中国の思想家・戦略家でもあった孫氏の兵法は、現在経営学にも応用されるほど有名となっており、知っている人も多いと思います。
その中には、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず。己を知り、敵を知らざれば一勝一敗す。敵を知らず己を知らざれば戦うごとに危うし」という言葉があります。
つまり敵のことがわからなくても、己を知れば(自分を知れば)一勝一敗に持ち込めるが、たとえば自分の軍隊のことについて無知であるならば戦うごとに危険な戦いは避けられない、ということでしょう。
たとえば高校受験や大学受験でも、自分の偏差値よりも受ける高校・大学の偏差値の方があまりにも高いなら受験しても敗北は必至ですよね。
さて、偉人・先人が「自分を知ることがいかに大切か」教えていることはよくわかられたことと思います。ですが、皆さんこんなこと思われませんか?
「まあ大切なことはよくわかったけど、言われなくても自分のことは自分がよくわかっているよ」と。
でも、これだけ多くの思想家や哲学者がその重要性を力説しているのです。実は意外に自分自身のことを知ることは難しいと言われるのです。
昔から、なくて七癖、灯台下暗し、という言葉があります。自覚していない自分自身の姿がどれだけあるのか、想像できませんね。
知るとのみ 思いながらに なによりも 知られぬものは 己なりけり
上の古歌にもあるように、なによりわからないものこそ自分なのかもしれないですね。
たとえば今、自分の長所と短所を言えるだけ言ってみて?と言われたらどれだけ思いつくでしょうか。就職活動でのエントリーシートってなかなか書くの大変ですよね( ;∀;)
目、目を見ること能わず。刀、刀を切ること能わず。
自分で自分の目を見ることはできないし、いかに名刀と言えど刀自身を切ることはできません。
もし、自分のことをよくわかっていない自分であることを自覚することができればそれもまた自分を知ることにつながるのです。
それもとても大きな一歩ではないでしょうか。
では、前回のシリーズにもありましたが、本当の私ってどんな姿をしているの?
ココロコの続きのあるシーンを通して、話しを紹介できたらと思います。質問・感想等あれば是非コメントしてくださいね、参考にさせてしたいですしこういう話しに興味のある人はお話ししたいです(^^♪
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