命に値段はつけられるのか
皆さん、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授ってご存知ですか。
こんな人です(^^♪
彼はアメリカ合衆国の哲学者、倫理学者で彼の授業はハーバード大学でも大人気!!
1000人入ると言われる大講義室はいつも満員、入りきれないのです。
鋭い問いかけで現代社会にひそむ「正義」の問題を取り出し、刺激的な議論を繰り広げることで話題となり、日本の東京大学とも生中継していましたね。
内容はもちろんのこと、結論を出さず、問いに問いを重ね思考を促す。その講義の進め方も彼の魅力のひとつだったのでしょう(たぶんww)。
そんな彼が話題になった2010年頃、日本のNHK教養番組「白熱教室」でも「マイケルサンデルの白熱教室」として取り上げられていました。
その中で、テーマとなっていたものの一つが、命に値段はつけられるのか、ということでした(^^)/
・「価値」は何で決まるのか?
それが形あるものであれ、ないものであれ、ものの価値は何によって決まるのでしょうか。皆さんも考えてみてください。
珍しい動物は値段も高くなります。珍しいかどうか、によって決まるのでしょうか?
機能性が高い日用品は価値がありますから値段も高いですね。実用性でしょうか?
宝石なら、やっぱり大きさとかキレイかどうかで値段も決まるでしょう。
いろいろ思い浮かびますね、そのどれもが当てはまると思うのですが、結局、`目的`によって決まるってことではないでしょうか。
たとえば、コップには「水を入れて飲む」という目的があります。だからみんな使っていますよね。
では落として欠けてしまったコップには価値があるでしょうか?もう水を入れることはできません、目的果たせませんから価値はありません。捨てますよね。
このように目的に応じて、価値というものは決まってくるのです。
ここでとあるお話し。昔、ヨーロッパのあるテレビ番組で、高級車ベンツをアフリカの原住民にプレゼントするという企画がありました。こんなんかな?
クルマって便利ですよね、夏でも冬でも車内は快適ですし遠くの距離をあっという間に移動できます!
さてここでクエスチョン!!このベンツ、アフリカの原住民は何につかったでしょーか?
答えは「バナナ倉庫」にした!!でしたー(^^)/
「ええー、もったいない!!」って思いますよね、だって200万,300万で買えないですよね( ;∀;)
私たちにとっては、とっても価値がある高級車もアフリカの人にとっては使う目的がわからなかったため、バナバ倉庫くらいの価値しか感じられなかったというわけです。
目的がわかったら狩りもはかどるでしょうしね。
さて、本題に戻ります。このように目的がわからなければ、その価値も感じられない、ということがお分かりいただいたと思います。
では、いのちの目的とはなんでしょうか。もしこの目的がわかなければ、この命の価値も感じられないことになってしまいますね。
アメリカの有名な心理学者チクセントミハイは「この命の目的がわからないから、どれだけ利便と娯楽に囲まれても、心からの充実が得られないのだ」と言っています。
私たちの周りに日々、心から充実し人生を楽しんでいる人はどれだけあるでしょうか。物質的に豊かになっても心の底から満足できないのは、もしかしたらこの命の目的がわからないことが原因かもしれません。
命の目的がわかれば、命の本当の価値がわかり日々充実した人生となるでしょう。では、その目的とは?
つづけて話していきたいと思うので、是非また見に来てくださいねー(^^)/
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